まず基礎体温とは、体温に影響を与えるような諸条件を避けて測った体温のこと。女性ではその変化が、月経周期に対応するので受胎調節や子宮・卵巣の疾患の診断に応用される(
大辞林 提供:三省堂)とあるのですが、わかりやすくいうと眠っている間は安静な状態なので、体温の変化があまりありません。これが基礎体温になるのです。
眠っている間に体温を測るのが一番いいのでしょうが(笑)
それは出来ないので、朝起きたすぐに起き上がらず、しゃべらず、寝床のまま体温を測るといいとされています。だってね、動いたりするとすぐに体温って上がるんです。
しかも基礎体温を測る体温計は、ちょっと見慣れません。
通常なら36.0度だけの表示のところを、女性の基礎体温計は、36.05度まで詳しくわかるようになっています。
ところで、これで何がわかるのかというと、女性の生理と大きく関係しています。つまり赤ちゃんが欲しい人、欲しくない人は、ある程度この基礎体温を表にして記録していると調整ができますよぉ〜というものです。
また、生理があっても排卵がしていない無排卵といった異常を早期に発見できるのもこの基礎体温表ならではなのです。
もし、あなたが生理痛で困っているとか、量が多い、量が少ない、日数が多い、少ない等の生理トラブルがあるのでしたら、婦人科の受診をおすすめしますが、その際に基礎体温表があればなお良いと思います。
大概の場合は異常がなくて様子をみましょう…ということが多いとは思いますが、その時に基礎体温表をつけて1ヵ月後に来てください…と言われたりします。
病院の先生も基礎体温表で異常がないかどうか判断の基準のひとつにしているようですよ。
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